2014年IPO まとめ
これまで市場別、業種別、主幹事別、当選確率、騰落率等で2014年を見てきました。
これらからいくつかの見えてくるものがあると思います。
まず、市場で見るなら、なんと言ってもマザーズとJQSの新興市場です。
勝率でも騰落率でもすばらしいパフォーマンスでした。
一方で東証1部・東証2部の勝率はひどいものでした。
はっきり言って、初値売りには向いてないと言わざるを得ない結果でした。
2015年は日本郵政、USJ、東京メトロ等の大型IPOが噂されていますが、注意が必要だと思っています。
業種別でみると、情報・通信とサービスが抜きん出ていますね。
サービスはかなり幅広い分類ですが、中でもネット関連はいいパフォーマンスです。
また、REITも6社すべてが公開価格を上回りました。
この流れは2015年にも続いてほしいところです。
他の業種は母数が少ないのですが、ジャパンディスプレイ等の電気機器は3戦3敗でした。
今後も期待できそうにない業種ですね。
主幹事で見てみると、ネット証券は強いことが分かります。
また、件数では野村證券と大和証券が圧倒的でした。
ここら辺はIPO投資には外せない証券会社ですね。
初心者の方もデイトレーダーの方も手数料が最安水準!<松井証券>
当選確率では大和証券とSMBC日興証券に分がありました。
そしてやはり、主幹事の方が当選確率が高いということです。
2014年のこれらのデータから以下のことが分かります。
・IPO初値売りには新興市場が向いていて、東証1部・東証2部は不向き
・IPO初値売りには情報・通信とサービス業が最適
・IPOでの当選確率を高めるためには、主幹事での申し込みが必須
・IPOでの当選確率を高めるためには、多くの証券会社からの申し込みが必要
また、表にはありませんが、規模と日程がとても重要になってきます。
規模が小さい方が需給が良くなり、初値は上がりやすいです。
過密日程だと資金が分散しますので、前後にIPOがない方が初値が上がりやすくなります。
マザーズ・小型・ネット系の三拍子揃った銘柄がIPO閑散期に上場してくれると最高ですね。
今年2015年こそ、そんな銘柄をゲットしてみたいですね。

にほんブログ村








にほんブログ村