IPOハンター

IPO(新規公開株)の初値売却で、目指せ利益1000万。初値予想、抽選結果、実績等を公開中。

3月上場のあの企業は今後に期待!?

3月に上場し、初値で公募を大きく割れたあの会社を覚えているでしょうか。 そうです、UMCエレクトロニクスです。 みずほ証券が主幹事で公開価格3000円に対して、初値は2480円と大コケでした。 その後すぐに2000円も割れ、全くいいところがなかったのですが、5月からトレンドが変わり7月には上場来高値を付けています。 そのUMCエレクトロニクスには野心的な計画があるようです。
 シャープを買収した鴻海(ホンハイ)精密工業によって、一躍有名となったEMS(電子機器受託製造サービス)企業。自社ブランドは持たず、顧客の要望に合わせた受託生産のみを行う、ものづくりに特化した企業だ。  EMSの日系企業、ユー・エム・シー・エレクトロニクス(UMC社、6615)が東京証券取引所1部に上場したのは3月15日。合言葉は「昭和のスピリッツと平成のテクノロジー」。当社のルーツは1963年、クリスマス電球の製造組み立てを始めた個人事業にさかのぼる。2000年以降、中国、ベトナム、タイなどへ次々と生産拠点を拡大した。  受託生産する部品は、車載機器、産業機器、カメラなどの電化製品、オフィス機器など幅広い分野で使われる。上場時には、大手ドローンメーカーの完成品も受託生産していることで話題を集めた。  UMC社が注力分野と位置づけるのが、車載機器と産業機器という二つの事業だ。顧客からの品質要求が高いため参入は容易ではないが、安定的な受注が見込める。  車載機器ではパワーコントロール製品やブレーキ関連の製品など、重要部品を生産している。同事業の売上高は、13年度の289億円から、15年度には347億円へ増加。完成車メーカーに直接部品を供給する1次下請け企業との関係を強化することで、車載機器事業の拡大を図っている。  産業機器では、スマートメーター用基板やドローンなど成長分野の製品を数多く生産している。  EMS企業の売上高には、受託生産に用いる部品代が含まれており、受注する製品の単価によって大きく変動する。そのため、UMC社は、売上高から部品代を差し引いた、「工場生産高」を重視している。継続的な生産効率化活動が奏功し、直近の工場生産高は235億円(前期比7.3%増)と過去最高を記録するなど好調だ。  公募の手取り資金、約45億円は日本、中国、ベトナム、タイなど既存4拠点の拡充に充てる。また、別途約50億円を投じて、17年7月にメキシコで車載機器向け新工場の操業を予定している。こうした拡大戦略を進め、26年度には売上高7000億円、世界EMSトップ5入りを目指す野心的な計画を立てる。  もう一つユニークなのが、経営陣の顔ぶれ。取締役会長は、11年まで富士通で会長を務めた野副州旦(のぞえくにあき)氏だ。ほかにも、旧通商産業省出身で京都府副知事も務めた大宮正氏や、みずほ銀行トヨタ自動車日立製作所などそうそうたる企業からの転職者が取締役に顔をそろえる。  上場初値は2480円と公開価格3000円を下回った。6月までは低迷していたが7月以降は反転上昇し、初値を上回る、上場来高値2705円をつけた。予想PER(株価収益率)など株価指標に割高感はなく、今後は公開価格をクリアできるかが焦点になりそうだ。
会社四季報オンライン)
2016年3月期の売上高は1100億円ですので、売上高7000億円はその6倍超ということになります。 この計画が順調に行くなら、今後の株価も上昇していくことになりそうです。 超長期での保有を検討されてみては!?

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