2016年のIPOは何件になるのか！？

近年毎年のように増加していたIPO数ですが、残念ながら今年は前年度を下回ってしまいそうです。

　新規株式公開（ＩＰＯ）する企業が減少している。2016年１～９月に上場する企業は56社と前年同期の62社から１割減る見通しだ。減少は７年ぶり。株式相場の低迷で企業の上場意欲が高まらないうえ、証券取引所や証券会社は上場審査を厳格化している。 　ＩＰＯ社数はリーマン・ショック後の09年の19社を底に増加傾向が続いていた。しかし、上場直後に業績予想を下方修正する企業があり、日本取引所グループなどは上場審査を厳しくしている。 　今年に入り日経平均株価が１割強下げるなど株式相場は低迷する。これまでに上場した51社のうち９社で上場後の初値が公募・売り出し価格（公開価格）を下回った。昨年は年間で８社だった。 　10月25日に九州旅客鉄道（ＪＲ九州）が上場を予定するなど年末にかけて上場社数は増える傾向にあるが、市場では昨年実績の92社に届かないとの見方が強くなっている。

（日本経済新聞）

今年は90社前後となるのでしょうか。 IPOの数が減るのは残念です。 ただ、いい加減な企業を上場させて信頼されなくなるよりは、審査の厳格化でちゃんとした企業を上場させる方がいいですね。 個人的にはIPOの数よりも、スケジュールの分散をお願いしたいです。 明日は2社、今週だけで5社のIPOがあるのは、とてももったいないです。 2014年12月のラッシュ時なんかでは1週間で14社が上場したこともありました。 私のような弱小投資家は資金が足りず、BB参加も限られてしまいます。 また資金が分散し公募割れリスクは高まるので、上場企業にとっても良くないはずです。 以前に東証も分散化について取り組むと言っていますので、早く行動に移してほしいものです。

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