IPOハンター

IPO(新規公開株)の初値売却で、目指せ利益1000万。初値予想、抽選結果、実績等を公開中。

IPOで重要なのは銘柄選び!

IPOの初値売却でも、全ての銘柄で利益が出るわけではありません。 2014年で言えばREITを含めた83社中65社の初値が公開価格を上回りました。 残りの18社は初値売却で損失(公開価格と同値の場合は手数料分の損失)となったわけです。 実際私IPOハンターも、2014年に大和証券SMBC日興証券で当選したホットランドと先日のサムティ・レジデンシャル投資法人で損失をだしています。 IPOをやっている人の中には、当選が欲しくて公募割れ濃厚な銘柄に申し込む人もいますが、これでは本末転倒です。 投資である限り利益を得ることが目的になりますので、IPO銘柄の見極めが必要となります。 リスクを完全になくすことはできませんが、見極めによって無駄な損失を減らすことは可能です。 初値に影響を与える項目には以下のようなものが挙げられます。
・業種 古くからある分野だと業界が成熟していて今後の伸びが期待しにくいため、新しい分野の方が人気があります。 2014年で見てみると情報・通信、サービス業が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。 株の世界では『国策に売りなし』という言葉があるので、国が進めていることに関連した業種買われやすいです。 ・業績 新規上場する会社は基本的には黒字ですが(バイオ関連等の例外もあり)、売上と利益の伸びが重要です。 業績が横ばいの会社よりも、毎年増収増益で右肩上がりの会社の方が今後を期待できるため人気があります。 同業他社とのPERの比較で、割安であれば買いが入りやすいです。 ・将来性 いくら利益があっても将来性のない会社の株価は下落しますので、当然買われません。 逆に利益が少なくても将来性のある会社は期待感から買われていきます。 ・市場 新興市場特にマザーズが人気です。 東証1部、東証2部は初値での勝率も低いので、初値売却の方はパスしてもいいかもしれません。 ・規模、枚数 株価は結局のところ需給の問題です。 どんなにいい企業でも供給が需要を上回れば株価は下がります。 規模が小さく枚数も少ない方が、需要が供給を上回りやすいので、初値が期待できます。 ・日程 IPOの初値には短期資金が大きく影響を及ぼします。 同日上場、連日上場だと資金が分散してしまいます。 前後に他の上場がない方が買いが集まります。 ・株主構成 ベンチャーキャピタルは投資先が上場し、保有株を売却することで利益を得ています。 彼らは売り圧力になりますので、ベンチャーキャピタル保有割合が多い銘柄には注意が必要です。 大企業が大株主に名前を連ねていると安心感があり、好印象です。 あと、大株主にジャニーズがいると買われやすいとか。 2014年7月にJQSに上場した『鳥貴族』という会社は、関ジャニ∞の大倉君の父親が社長で、大倉君自身も大株主でした。 居酒屋チェーンということでそんなに期待されていませんでしたが、初値は公開価格の2倍以上を付けました。 ジャニーズファンが大量に買ったとか言われていますが、その真偽のほどは? ・ロックアップ ロックアップとは、上場前からの既存株主が一定期間は保有株を売却しないとする条項です。 だいたい180日というのが多いですね。 また一定期間内であっても、定められた株価(公開価格の1.5倍というのが多い)になるとロックアップが解除になることも多いです。 必ずしも全ての株主にロックアップがかかるわけではなく、一部の株主のみ対象ということもありますし、株主ごとに異なる条件のロックアップがかかることもあります。 もちろんロックアップ条項が全くないものもあります。 ベンチャーキャピタル保有割合が高く、ロックアップがかかっていない銘柄は危険です。 ストックオプション ストックオプションも売り圧力になります。 どれだけの数量があるのか、行使可能期間がいつなのか、要確認です。 ・配当、優待 配当や株主優待は株価の下支えになります。 株主優待は内容にもよりますが。。。 ・認知度 認知度の高い有名企業の方が、買いが入りやすいです。 ・主幹事 野村證券等の実力のある証券会社の方がいいです。 最近は少ないですが、マネックス証券主幹事銘柄は初値高騰が多いです。 ・資金用途 上場によって得た資金を何に使うのかによって印象も異なります。 設備投資等さらに売上を伸ばすためであればポジティブに、借入金の返済等であればネガティヴに捉えられます。 ・売出比率 売出は既存株主の利益になります。売出の比率が高いとマイナスイメージで、公募の比率が高い方がプラスイメージになります。 アノマリー 年の最初と最後の銘柄は買われやすいです。 また、初物(オンリーワン企業)も人気が出ます。 ・地合 上場当日の地合は選べませんし予想も難しいのですが、初値に影響を与えます。 IPO的には、必ずしも地合が良ければいいという訳ではありません。 日経平均が大きく上げる全面高のような地合だと、資金が大型株に流れてしまい、IPOにそんなに買いが入らないこともあります。 IPO銘柄の初値高騰には短期資金の流入が不可欠です。 短期資金は値動きの激しいところに行くので、暴騰時や暴落時でない方がいいですね。 個人的には日経平均が小幅高くらいが1番いい気がしています。
【プレゼント】SBI証券の口座開設&お取引で最大8,000円相当! 長々と書きましたが、要はIPOの初値は色々なものに左右されるということです。 特に影響が大きいのは業種、業績、将来性、市場、規模、枚数、日程あたりでしょうか。 業績が右肩上がりでネット関連・マザーズ・小規模の3拍子揃った銘柄であれば、まず間違いはないでしょう。 絶対に損失を出したくない方は、そういった鉄板銘柄のみの参加というのも選択肢の一つかもしれませんね。 ただ、IPOに限らずどんな投資にも絶対はありません。 IPOでは、購入申込から上場までに何日かの期間があります。 例えばその期間中に、購入申込をしたIPO企業の不正が発覚したり、天変地異や戦争・テロが起きる可能性もゼロではありません。 そのことは忘れずに。 また、鉄板銘柄は人気も高くなかなか当選しませんので、続けるのがしんどいでしょうね。 多少の損失は出してでも、鉄板銘柄だけでなくもう少し攻める範囲を広げた方が、トータルでの利益は大きくなると思われます。
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