2013年注目度No.1のIPOは初値売りが正解だったようです
過去に話題となったIPOが現在どうなっているのかを見ていきたいと思います。
今回は2013年の注目度ナンバーワンIPOリプロセルです。
iPS細胞ど真ん中銘柄ということで、リプロセルの上場は株式市場全体のお祭りとなりました。
夫婦でBB参加して、主幹事のSMBC日興証券で補欠だった時の落胆を今でも覚えています。
想定価格は2570円だったのに対して、仮条件が2830円~3200円という超強気設定となりました。
もちろん公開価格は上限の3200円に決定。
上場日は2013/06/26でしたが、初値が付いたのは3日目だったと記憶しています。
初値は5倍超の17800円、初値売却での利益は146万円(税金等未考慮)です。
一度でいいのでこんなIPOを公募でもらいたいです。
当選者のことが本当にうらやましく思いました。
そのリプロセルの上場日からのチャートが以下です。
見ての通り初値天井で、きれいな右肩下がりです。
上場来高値は上場直後2013/07/01の18610円です。
2013/08/28に1:5の株式分割を行い、2016/05/02現在の株価は571円(分割前だと2855円)です。
上場来安値は2016/02/12の310円(分割前だと1550円)です。
赤字での上場でしたが、話題先行で初値が高騰しすぎましたので、その後のセカンダリーはチキンレースとなり、1ヶ月ほどで株価は初値の半値以下となっています。
今年に入ってバイオ関連が盛り上がり、2月の安値からは80%超値上がりしていますが、初値から見ると6分の1に過ぎません。
上場直後にセカンダリーで突入して今も保有されている方がいたら、かなり悲惨な状況ですね。
ということでリプロセルは初値で売却が正解のIPOだったようです。
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