証券会社毎のIPO配分状況

IPOの抽選では、なかなか欲しい銘柄をもらうことができません。 証券会社は本当に抽選に配分しているのだろうか、と疑ってしまうこともあります。 そんな私たちのために（？）、日本証券業協会では『新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況』という資料を公開しています。 この資料では、各証券会社がどれだけの株数を抽選に回しているのかを、IPO銘柄毎に知ることができます。 上の表は野村證券の2014年7月のIPOでの配分状況を表したものです。 （コピーそのままなので見にくいですが、クリックして拡大できます。） この表で見ると、例えば7/15上場のイグニスでは、個人投資家への配分総単元数8798枚のうち抽選配分へは9.2％の810枚が回ったことが分かります。 一方、抽選によらない配分、いわゆる裁量では2432人に7988枚（1人当たり平均3.2枚）が割り当てられています。 さらに、単元別配分分布状況を見ると、51～100枚の配分をもらった人が1人いることが分かります。 イグニスは初値売りで65万円の利益ですので、仮に51枚だったとしても65万×51=3315万の利益を得られたことになります。 7/2のVOYAGE GROUPでも101～500枚の配分をもらっている人がいます。 ネット抽選だと1枚すらなかなかもらえないのに、、、いくらお得意さんで多額の手数料を落としてくれるからといって、この格差は腹立たしいですね（怒） しかも基本的には抽選に10％以上を回すと謳っているのに。↓

募集等に係る株式等の販売に関する基本方針 当社は、募集または売出し（以下、募集等）に携わる株式等（以下、公募株等）につきましては、お客様のご希望や投資方針等を的確に捉え、公平かつ公正な販売に努めることを基本方針とし、以下の方針に則って販売を行います。 1.当社は、国内の金融商品取引所に上場される新規公開株式の販売に関しまして、原則として、次の要領により、一定割合について抽選を行い、当せん者を決定の上、購入いただくものといたします。 (1)抽選は野村ホームトレードの「新規公開株式の抽選参加」サービスおよび野村ネット＆コールの「IPOのお取引」サービス（以下、総称して「抽選参加サービス」といいます）への参加者を対象として行います。抽選参加サービスの概要につきましては、野村ホームトレードおよび野村ネット＆コールのサービス画面上でご確認ください。 (2)法人のお客様は野村ホームトレードでの抽選参加サービスはご利用いただけませんが、野村ネット＆コールについてはご利用いただけます。 なお、野村ホームトレードにおいては、「オンラインによる新規公開株式の抽選参加にかかる取扱規定」により、お客様によりましては「新規公開株式の抽選参加」サービスをご利用いただけない場合があります。 (3)抽選に付する数量は、両抽選参加サービスを合わせて、当社の販売数量（オーバーアロットメント分を除きます）のうち、個人のお客様への販売を予定している数量の10％以上とし、野村ホームトレード、野村ネット＆コールへの抽選参加者を対象として当せん者を決定いたします。また、抽選への申し込み数量が予定している抽選数量より少ない場合には、両抽選参加サービスの抽選に付す割合を減少させ、または抽選をとりやめる場合があります。 (4)抽選は、お客様が複数の口座からお申込みされている場合は、名寄せした上で行います。両抽選参加サービスへの抽選参加者を厳正に機械的処理で行い、当せん者および補欠当せん者を決定いたします。 (5)当せん者の中で、当社が予め抽選参加サービス毎に定めた期間内に購入を辞退され、または購入の意思を表示しない方がいらした場合、当該申し込み数量につきまして、補欠当せん者の中で当社が予め定めた期間内に購入の意思表示をされた方の中から、機械的処理により繰り上げ当せん者を決定いたします。 (6)当せん者（繰り上げ当せん者を含む）には原則として、目論見書に記載された最低申込株数を購入いただきます。ただし、最低申込株数の取得代金見込額（目論見書に記載された「想定発行（売出）価格」（幅をもって記されている場合は中間値）を基準とします。以下同じ）が10万円未満となる場合は、取得代金見込額が10万円以上となる最小の申込株数を購入数量といたします。 (7)抽選への参加の有無、当せんによる購入、当せん後の購入の辞退および落せん等の結果にかかわらず、お客様は、抽選方式によらない販売（その要領は次の2.に記載します）についてもお申し込みいただけます。 2.当社は、公募株等について、機関投資家以外の法人のお客様および個人のお客様に対して、次の要領により、抽選方式によらない販売を行います。 (1)当該銘柄の購入を希望されるお客様は、募集期間前であっても、当社に購入希望をお伝えいただくことができます。 (2)募集期間中は、あらかじめ購入希望をお伝えいただいているお客様に限らず、購入をお申し込みいただくことができます。 (3)抽選方式によらない販売につきましては、野村ホームトレード、野村ネット＆コールおよび当社のホームページでは、購入希望や購入申し込み等を受け付けておりませんので、ご留意ください。 (4)あらかじめ購入希望や購入申し込み等を頂戴していないお客様に対し、当社から販売に関するご案内を行うことがございます。 (5)販売に際しては、購入希望や購入申し込み等の内容、当社との取引状況、お預りの状況、金融商品投資についての知識・経験、資力、投資目的等を確認するとともに、公募株等の購入に係るリスクへの認識度、当該銘柄に対する評価の適切性を考慮し、公正な販売に努めてまいります（したがって、必ずしも購入のご意向にお応えできないことがございます）。 (6)特定のお客様に過度に集中した販売を行うことのないよう、販売回数や販売数量に留意いたします。 (7)抽選方式によらない新規公開株式の販売は、個人のお客様一人当たりの平均販売株数が、抽選における一人当たり販売株数に対し、多くとも10倍程度を超えることのないように行います。 3.購入申し込みの受付期間、受付方法ならびに募集および売出しの要領は、当該銘柄の発行会社が作成する有価証券届出書および目論見書に記載されます。目論見書は当社本・支店の店頭等にございます。 また、野村ホームトレードの「新規公開株式の抽選参加」サービスおよび野村ネット＆コールの「IPOのお取引」サービスで取扱中の銘柄については、当社のホームページ（http://www.nomura.co.jp）、野村ネット＆コールのウェブサイト（https://netcall.nomura.co.jp）でそれぞれご紹介しております。 4.当社は、全般的市況、当該銘柄に係る需要状況等を勘案しつつ、関係者とともに公募株等の価格を決定するものとし、新規公開株式の価格を決定する場合は、原則として機関投資家であるお客様の申告を用いて需要の個別積上げを行うものとします。機関投資家であるお客様への公募株等の販売につきましては、当社の把握した需要状況などを考慮の上、適切に行うよう努めてまいります。 5.当社は、公募株等の販売について、次に掲げる行為は行わないものとします。 (1)お客様の損失を補填し、または利益を追加する目的で販売を行うこと (2)発行会社が指定する者、および当社に特別な便宜を与え得る立場にある者に対し、みだりに販売を行うこと (3)当社の役員および社員に販売を行うこと (4)暴力団関係者、総会屋その他反社会的勢力、団体に該当すると判断される者に販売を行うこと 6.上記のほか、当社は、公募株等の販売に関する基本事項を社内規程において定め、これを遵守してまいります。 以上のような販売の基本方針に基づき、企業の円滑な資金調達活動に貢献しつつ、公正な販売を通じて市場の発展に寄与していくことが、当社の使命であると考えております。 （野村證券HPからの引用）

野村證券の9月の4銘柄、抽選配分の割合はすべて9％台です。 野村證券は他の月を見ても10％を下回ることが多いです。 業界最大手なんですから、しっかり10％以上の抽選配分を守ってほしいですね。 また、裁量優先、金持ち優遇のこの状況に国もメスを入れてほしいですね。 そうすれば、もっと貯金から投資へと資産が回ってくると思うのですが。 阿部さん、麻生さん、是非ともお願いします。
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