IPOハンター

IPO(新規公開株)の初値売却で、目指せ利益1000万。初値予想、抽選結果、実績等を公開中。

AppBankの初値、実は微妙なのか?

10/15にマザーズに上場予定のAppBank。 マザーズのネット系で、スケジュール的にも恵まれているので、初値2倍は固いと思っていましたが、どうやら成長性には疑問があるようです。
 本当に上場して大丈夫なのか──。10月にマザーズに上場が決定したばかりのある新興企業をめぐり、市場関係者からその成長性を疑う声が上がっている。  それがアップバンク。ゲームアプリに関する攻略情報の提供やスマートフォン関連グッズの販売で急伸してきた企業だ。もっとも、スマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」に関する動画配信で名をはせたマックスむらい氏の所属する企業といった方が有名かもしれない。  業績は一見順調のようだ。2014年12月期の決算は、売上高30億円で当期純利益3.3億円。それが15年上半期で売上高20億円、純利益2.8億円と、前期を大きく上回るペースで稼いでいる。  それなのに成長性が疑問視され、警戒されるのはなぜか。実は、成長の源泉であった広告事業をこの6月に取りやめたからだ。  これは、人気ゲームアプリ「モンスターストライク」の自社攻略情報サイト「モンスト攻略」から、別のアプリをダウンロードさせて会員登録につなげるように誘導する広告ビジネス。ダウンロードと引き換えに報酬として利用者にモンストの有料アイテムを無料で与えるため、リワード広告とも呼ばれる。事実上、スマホのアプリランキングを操作できるとあって、アプリ開発会社から広告出稿があり、収入源となっていた。  アップバンクはこのモンスト攻略アプリだけで15年上半期に粗利益の24%を稼いでいたが、アップルがリワード広告を禁止し、このビジネスモデルが崩壊してしまったのだ。  もちろん動画配信やグッズ販売の事業もあるが、現時点で成長性はさほど見込めない。アップバンクに今後の成長戦略について尋ねても、「オファリング期間中のため個別取材に応じられない」との回答だ。  ここ1~2年、新規株式公開(IPO)をめぐっては、基準の緩和や株高の影響などで右肩上がりに増えてきた。しかし、業績見通しの下方修正などが相次ぎ、東京証券取引所を擁する日本取引所グループは、証券会社などに審査の厳格化を要請してきたのだ。  だが、いまだその甘さが拭えない。実際、14年以降にIPOした企業136社を見てみると、9月11日時点で初値よりも株価が下回っている企業は67%と半数を超える。売り出し価格である公募価格よりも値を下げた企業は実に31%に上る。つまり、「それだけ公募価格を高く付けていた」(業界関係者)ということだ。  含み益を得た創業者や企業、手数料を稼いだ証券会社は良くても、影響を被るのが一般投資家たち。アップバンクの行方によっては、審査厳格化の意義をあらためて問われることになりかねない。
(ダイヤモンド・オンライン)
恥ずかしながら、AppBankがこんな状況だとは全く知りませんでした。 さすがに公募割れはない案件だとは思いますが、思ったほどの初値高騰にはならないのかもしれませんね。

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